【和歌山・串本町】南紀観光の人気スポット!串本海中公園の水族館・海中展望台に行ってきました。日本でココだけのまぐろのエサやり体験もできますよ!
2019/10/14
本州最南端の町として有名な和歌山県東牟婁郡串本町にある串本海中公園に行ってきました。串本海中公園は1970年7月に日本初の海中公園(現在は海域公園と呼ばれる)に指定された海中公園の草分け的存在で、世界最北のサンゴの海として有名です。
そんな串本の海をまるごと楽しめる複合施設(水族館・水中展望台)が串本海中公園です。
海域公園(かいいきこうえん)とは、日本の国立公園または国定公園内の海域の景観を維持するため、公園計画に基づいて、その区域の海域内に設けられた地区のこと。自然公園法によって指定、管理される。従来の名称は海中公園(かいちゅうこうえん)であったが、2010年4月の改正自然公園法の施行により変更された。
引用元:Wikipedia
串本の海は国際的に重要な海。
さらに串本の海はラムサール条約登録の海として「国際的に重要な湿地」に認定されています。本州の中部という非サンゴ礁域にも関わらず多数のサンゴが群生する学術的にも貴重な海域です。
画像元:http://www.kankou-kushimoto.jp/miryoku/ramusarru.html
このラムサール条約とは1971年にイランのカスピ海湖畔の町ラムサールで採択された「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。世界169カ国が加入(15年11月末現在)し、日本は80年に加入しました。
串本の海は2005年11月にアフリカで開催されたラムサール条約締約国会議でラムサール条約登録されました。
串本海中公園に行ってきた
前フリはこのくらいにして。2017年のGW休みを利用して串本海中公園に行ってきました。地元が和歌山なので何度訪れたか分かりません。久しぶりに訪れると進化していてびっくりしました。
串本海中公園の基本情報
串本海中公園は水族館と海中展望塔、海中観光船(悪天候の場合は運休)、串本ダイビングパーク、海中公園レストラン、ログハウスと串本の海をまるごと楽しめるがキャッチフレーズの複合施設です。
画像元:http://kushimoto.co.jp/kushimoto_map.php
それぞれの営業時間はこちら。年中無休で年末年始やお盆も営業しています。さらに長期休暇中は営業時間を延長するなど頑張っているようです。
画像元:http://kushimoto.co.jp/kushimoto_map.php
汗ばむほどの陽気に恵まれましたこどもの日、たくさんのご来園を頂き誠にありがとうございました✨ ウミガメさんもおなかいっぱいに!😅 明日の開園時間は8:45、閉館時間は17:00でございます。 pic.twitter.com/BzBYwMMBIf
— 和歌山・串本海中公園 (@KushimotoMP) 2017年5月5日
場所はこちら。
住所:〒649-3514 和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
電話番号:0735-62-1122
公共交通機関利用の場合は、JR串本駅からシャトルバスが出ています。乗車時間は約13分です。
画像元:http://kushimoto.co.jp/guide_access.php
今回は水族館・海中展望塔に行ってきましたよ。水族館・海中展望塔入場券は大人1,800円、小中学生800円、幼児(3歳以上)200円です。南紀の他施設とのセット割りもあるので利用してみるとお得だと思います(くわしくはこちら)。
なお受付でルーペを無料レンタルすることができます。小さないきものを観察するときに便利だということで借りましたが、ルーペの使い方が下手くそだったのであまり見ることはありませんでした。虫眼鏡の方がよかったかな。
入場券は再来園優待券になっており、6回目以降から無料になります(ただし発券から1年間のみ)。6回も来ることはなさそうですが、2回目以降は20%オフになるので地元の方にとっては良さそうですね(メルカリで売れそう)。
入り口入ってすぐのところで記念撮影をしてくれました。今回は私の両親と妻と娘で記念撮影。せっかくの機会なので珍しく購入して両親にプレゼントしました。普段は高いから買いませんが。
A zone 「串本の海」大水槽
串本海中公園の水族館はA・B・Cの3つのゾーンがあります。まず最初のA zoneの見どころは串本の海を再現した大水槽。温かい黒潮の影響もあり、熱帯魚がたくさんいました。
とてもきれいで娘も熱中していました。
コワイ魚。オオモンハタという魚のようです。
サンゴがとてもきれいです。
きっとクーペを使うのはこちらの小さな水槽コーナーかと思いますが、あまり使いませんでした。
B zone アートとウミガメ
B zoneはアートギャラリーとウミガメパーク、そして3Dウミガメシアターが展示されています。地球上には8種類のウミガメが確認されており、そのうち6種類は日本でも生息しています。串本の海でも6種類確認されています。
串本の海をモチーフにしたアートも魅力的
見出しのとおりですが、アートギャラリーではたくさんのアート作品が展示してあり見ごたえがありました。
和歌山県内の紀の国線駅舎にたくさんの芸術家によるアート空間が作り出されているそうです。探して見てみるのも楽しそう。
ウミガメパークではたくさんのウミガメが観察できます。
至近距離でたくさんのウミガメを観察することが出来ます。ゆっくりゆっくり水の中に入っていくのを見守っていると、やきもきしました。休憩が多い。笑
水に入ってからのスピードがびっくりするくらい速い。ウミガメって泳ぐと速いです。
串本海中公園センターでは、1995年8月に世界で初めて飼育下でのアオウミガメの繁殖に成功しています。こちらは2016年8月に人工産卵場で誕生したアオウミガメの赤ちゃんたちです。
3Dウミガメシアター
3Dメガネで串本の海を楽しむことが出来ます。3Dなのでとってもリアル。
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魚に関する資料もいろいろ置いてあり、興味深いですね。
Marine Art Creation M・A・C工房
水族館の中にストラップ、バッチ、キーホルダー、オブジェを販売する工房がありました。
リアルな魚のストラップ。個人的にはシュールな感じがとても好きです。
日本でココだけ!マグロのエサやり体験 200円!
バックヤードにてマグロのエサやり体験ができます。日本でココだけの体験というのは興味がわきますね。
25皿限定ですが、200円ととても安い。
バックヤード見学のみだったら無料です。エサやりも200円と安いのでやってみることにしました。
マグロのエサはオキアミとアジです。
係員の方が詳しく説明をしてくれますが、オキアミを蒔いて小魚が集まったところに、マグロが寄ってくるのでマグロの前方にアジを投げる。分かると思いますが、めちゃくちゃ難しいです。
そもそもマグロがどれかを認識するのがムズカシイ。なんどかマグロだと思って投げたらサメでした。成功したのはたったの1回(下手過ぎた)。
C zone 水中トンネルと水族館売店
いよいよ最後のゾーンです。1250トンの水槽に大型のサメやエイ、クロマグロなどの大型回遊魚が泳ぎ回る様を間近でみることができます。頭上を高速でクロマグロが泳いでいく様はとても迫力があります。
マグロって本当に速い。
水族館売店では、入館時に撮影した写真を購入することが出来ます。写真は購入しなくても小さな写真は無料でいただけるので是非もらいましょう。私は父と母に写真をプレゼントするために珍しく買いました。こういうのも悪くないですね。
お土産物もたくさん置いてあります。
いよいよ海中展望台に
水族館も十分楽しかったですが、海中展望台も見どころがあります。海の上に浮いている展望台というのがおもしろいですね。海中展望台は自然相手なので天候に左右されますが、それはそれでおもしろい。
この日はとても風が強かった。小さな子供連れだったので細心の注意で歩きました。
海中展望台は潜水艦のような雰囲気でテンションが上がります。なんと水深は6.3m。
丸い覗き窓から串本の海を観察することができます。
丸い窓に顔をしっかり入れると気分はダイビング。海流に流される魚がみれました。おっとっと。
いろいろな魚がみることできます。自然相手なので何が見れるかはその日のお楽しみ。
温かい黒潮の影響もあり、熱帯魚もたくさん泳いでいます。
観察のコツは前だけじゃなく、上と下などいろいろな方向を見てみること。意外と波うち際にたくさんの魚が泳いでいたりします。海中展望台内で見たときは魚が少ないなーと思いましたが、上からみたらすごかった。
こちらでもエサやりが出来たので、娘と一緒にエサやりをしました。料金は200円です。
エサを蒔くとすごい勢いで魚が食いつくので、やってみると想像以上に楽しい。びっくりした。
どうしても気になる場合はライブカメラで事前チェック
海中展望塔は串本の海を直接観察するので、どんな景色が見れるかは天候に左右されます。実はライブカメラで海中展望塔から見られる景色が確認できます。どうしても気になる方は事前にチェックするといいと思います。
参考|串本海中公園(海中景観)
海中公園レストランでランチ、割引券も利用することが出来ます。
串本海中公園に10時に到着し、水族館と海中展望台を回り終えると2時間ほど経っていました。ちょうどお昼時だったので、海中公園レストランでお昼にしました。
水族館に入館時に海中公園レストランの500円割引券(3000円以上で利用可)をもらったので利用しました。海鮮丼などもありますが、それ以外の料理はサービスエリアの感じ。そして料金は平均1000円と高めの設定です(詳しくはこちら)。時間に余裕があるのであれば、串本の町中でご飯を食べてもいいと思います(事前に調べておくことをおすすめします)。
店内はこんな感じ。オーシャンビューです。
私はもともと地元民なので海鮮丼はパス(どうせ食べるならもっと本格的なところで食べたい)。タイだし海鮮らーめん(900円)というのがおもしろそうだったので食べてみることにしました。
スープはあっさりとしつつもいい出汁がでています。
タイが入っていて豪華な感じ。
エビもまるごと入っています。
学食クオリティかと思いきや意外とうまかった。ちなみにうちの父と母が注文したかつ丼と豚丼はいまいちでした。うちの奥さんが頼んだピラフが地味にうまかった。
まとめ
今回は本州最南端の町串本の串本海中公園に行ってきました。ラムサール条約登録の豊かな海を見ることができてとても楽しいスポットでした。マグロのエサやりは難しかったけどもいい思い出。
コイにエサやりはいろんな場所でできますけど、マグロのエサやりは日本でココだけですからね。GWのいい思い出になりました。
それでは。